2017年03月14日

利用中の住宅ローン金利を引き下げる方法

住宅ローンの金利はここ5〜10年の間に一段と下がっています。住宅ローンの金利を引き下げるのにまず思いつくのは借り換えです。しかし、借り換えは手数料が数十万円必要で、市役所や法務局に行き多くの書類を揃える必要があります。また、カードや公共料金の引き落とし先を変更するなどの手間も必要で、躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか?

先日、業界の集まりの懇親会の際に、住宅ローンの話が出て、以前、取引のある銀行の方から聞いていた金利引き下げ交渉についての話をしたところ、2名の方が金利引き下げに成功して感謝されました。(´∀`)

住宅ローン金利引き下げ交渉を解説したサイトは多くありますが、最新の2017年は以前とは状況が異なっているようです。これだけ、金利が下がっていれば相談する人も多いので銀行もシステム化して、効率的に処理をするようになっているのでしょう。

2017年の住宅ローン金利引き下げ交渉は、通常の窓口手続きとして簡単にできる時代になったようです。

住宅ローンの金利を引き下げ交渉に成功したお二人の方は、たまたま大手地方銀行と、大手都市銀行でしたが、手続きがほとんど同じでしたので、おそらく多くの銀行で共通した手続きかと思われます。

興味深い内容なので手続きをまとめておきます。

●事前の準備
まず、借り換え先の見積もりを用意します。銀行窓口で発行したものが望ましいようですが、ネット銀行のオンラインで作成した見積もりで、2人とも大丈夫だったそうです。2017年3月、住宅ローン金利がもっとも低いのは住信SBIネット銀行、次点がじぶん銀行かと思われます。

次に現在、自分が利用している銀行の金利を調べます。ホームページで公開している最優遇金利と自分の金利を比較して、どのくらい引き下げ余地があるのかを確認します。

●銀行で相談当日必要な書類
・ローン利用中の預金通帳
・印鑑
・身分証明書(免許証等)
・前年度の収入を証明する書類(源泉徴収票等)
・他行の住宅ローン見積書

●銀行窓口で相談
通帳の支店がある窓口に事前に電話でアポを取って、上記書類を持参して相談します。

「他行への借り換えを検討しているが、貴行の現在の優遇金利を適用してくれるのであれば、継続も考えたいので相談に伺いたい。」と伝えます。

身分確認の後、他行の見積もり書と収入を証明する書類(源泉徴収票等)を渡して受け付けは終了です。不足書類がある場合には、送付用の封筒と必要書類を書いた紙を渡されて、別途書類を揃えて郵送します。

●審査
銀行での審査があります。2週間〜1か月程度。審査結果は電話で連絡が来ます。適用金利を聞いて、借り換えをせずに継続することを伝えると手続きに必要な書類などの案内が郵送されてきます。引き下げ後の適用金利によっては、本当に借り換えをした方が良い場合もあるでしょう。金利が引き下げられると言っても、その時点での利用中の銀行がホームページで公開している金利以下になることは無いと思われます。

●手続き
所定の窓口(支店ではなく銀行のローンセンターなどの場合もあります。)で手続きをすれば引き下げられた金利が適用されます。印紙代数百円と手数料が数千円、書類数枚に記入をすれば終了です。


利用中の銀行の審査を通るためには返済が滞ったりしないことや、現在の年収も関係すると思われますが、意外と簡単に手続きができるようです。

スポンサードリンク

posted by 湘南裕一郎 at 19:31 | Comment(0) | まめ知識