2006年の発売からすでに10年以上が経過しているWii。時代はWii-UやSwitchになっていますがWiiのゲームは今遊んでも十分に面白い。
しかし、とくにドライブを中心に故障が多くなっていると思います。我が家のWiiもドライブが故障してディスクを読まなくなったほか、起動しても画面がしばらく映らない、画面が謎の暗さになるなどの症状が出ています。
Wiiの修理価格を調べてみると3,000円〜となっています。
https://www.nintendo.co.jp/support/repair/price_wii.html我が家のWiiをドライブとCPU基盤の交換をすると修理代金が1万円以上になってしまいます。
ところがAmazonで中古のWiiの価格を調べると、箱付完品・美品(もちろんコントローラ・ヌンチャク付)が送料込み3,000円でお釣りの来る値段で購入できます。本体だけなら1,000円です。これでは、修理に出すのもコスパが良くありません。

※Amazonで送料込み2,980円で購入した中古美品のWii。
以下はAmazonのWii(白)へのリンクです。
Wii【メーカー生産終了】
Wii本体 (シロ) (「Wiiリモコンジャケット」同梱) (RVL-S-WD) 【メーカー生産終了】
※短縮URL AmazonのWii白(商品が2バージョンあるのでリンクも2つです。)
https://amzn.to/2Gn6ohWhttps://amzn.to/2HZzYXZそれならば、修理より中古美品を購入して、旧Wiiのデータを新Wiiに引き継ぐのが良いのではないかと思い、色々調べました。
まず、Wiiの基本機能でセーブデータやヴァーチャコンソール、WiiウェアをSDカードにコピー、または移動して新Wiiに移動することができます。また、MiiはWiiリモコンに10体までコピーして新Wiiに移すことができます。
この方法のデメリットはヴァーチャコンソール、Wiiウェアを新Wiiの本体に移動できないことです。あくまで旧Wiiのデータを新Wiiに一時的に読み込んでプレイする形です。
また、街にいこうよ 動物の森やポケモンバトルレボリューション、大乱闘スマッシュブラザーズXなどのデータは旧Wiiから移動もコピーもできません。
これらはツールを使い、以下の手順でコピーできることが判りました。ただし、改造扱いとなり、リスクもありますので各自自己責任でお願いいたします。
1.新旧両方のWiiにHome Brew Channelを導入する。以下がわかりやすい。
https://www60.atwiki.jp/game_kaizou/pages/17.html http://wiibrew.org/wiki/Homebrew_setup/ja2.Home Brew ChannelにSaveGame Manager GXを導入する。
https://sourceforge.net/projects/savegame-manager-gx/files/ 現在、2013年のR127が最新です。メニューは英語とアイコンですが適当に触れば使えると思います。
【参考】SaveGame Manager GX開発履歴
http://wiibrew.org/wiki/SaveGame_Manager_GX3.古いWiiからセーブデータを吸い出す。個別でも良いですし、左下のボタンから一括で吸い出しも可能です。「EXTRACT」というのがバックアップのことです。

※メニュー左下から全データセーブを選んだあとの保存先画面。ここで「CUSTOM」を選択する。
ここで少し判りにくいのがデフォルトのバックアップ先が「USB8:/」という謎機器になっていることです。バックアップ先は「CUSTOM」を選択し、画面に表示されるキーボードで「SD:/」と入力するとSDカードにバックアップできます。また「SD:/1」と打つと、SDカード内に「1」のフォルダが作成され、そこにバックアップされます。

※保存先「CUSTOM」を選択して表示されるキーボード。デフォルトが「USB8:/」。
4.
新Wiiで該当のゲームを1回起動し、新Wiiの本体内にセーブデータを作成する。これを行わないと、SaveGame Manager GXでセーブデータを「Install」するメニューが表示されません。ディスクのゲーム、ヴァーチャコンソール、Wiiウェアともに共通です。これはとても重要です。
※新Wiiで該当ソフト未プレイの画面。「Install」が表示されません。
ですので、バックアップは一括で行い、インストールは個別に行う方が良いと思います。
5.新Wiiに旧WiiのデータをバックアップしたSDカードを差して、SaveGame Manager GXでセーブデータを「Install」する。

※新Wiiで該当ソフトをプレイすると、「Install」が表示されました。
以上でセーブデータの移行は完了です。お疲れ様でした。
なお、SaveGame Manager GXはMiiの移行も可能ですが、我が家のWiiはMiiコンテストチャンネルでダウンロードしたMiiがエラーで引っかかってしまい、一括バックアップがうまくいかず、基本機能を使用してWiiリモコンに10体づつMiiを入れて移しました。
時間があれば、追ってSaveGame Manager GXの使い方も記載していきます。
※3月27日 SaveGame Manager GXスクリーンショット追加。
次はヴァーチャコンソール、Wiiウェアの移行ですが、詳細に解説したサイトがありましたのでこちらをご参照ください。Home Brew Channelのアプリを使用した移行です。
配信停止に備えてWiiウェアとVCをバックアップする
https://bitsauna.blogspot.jp/2018/01/backup-wiiware-and-vc.html
posted by 湘南裕一郎 at 16:11
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