鳥山明原作の大人気コミック「DragonBall」。現在30代から40代の男性には絶大な人気を誇り、世界中にファンのいる作品です。
特に、アニメでは「DragonBall Z」となる、サイヤ人襲来編から、ナメック星でのフリーザとの死闘、人造人間およびセルとの戦い、最後となる魔人ブウ編までは最高の面白さでした。原作の終了後10年以上が経過していますがゲームでの展開や、アニメリメイクの「ドラゴンボール改」、2013年には新作映画「ドラゴンボールZ 神と神」が制作され、来年2015年にも劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の公開が予定されています。
アニメは新作が公開されるものの、原作漫画の方は新作が望める状況ではありません。であれば、自分たちで描いてしまえ、というのが「Dragon Ball Multiverse」です。アメリカでは人気小説の作者が亡くなった場合に、他の作家がその作品を書き継ぐということは一般的に行われており、これもその文化を汲んだものでしょう。
界王神たちが主催となり、18の世界からなる並行宇宙からZ戦士を呼び集め武闘大会を開催する、というストーリーです。原作の世界は18番目の宇宙。様々な場面で分岐したDragonBallの世界から戦士たちがやってきます。ピッコロ大魔王の生きている世界、フロスト一族が生き残っている世界、悟空の父バーダックを含めサイヤ人が生き残っている世界、すべてのナメック星人が融合しフリーザを倒した世界、人造人間たちがいる世界、悟飯が最後の力を出し切れずセルに敗れてしまった世界、ベジットがフュージョンしたままブウを倒してしまった世界など・・・。
様々な宇宙から集まった善悪入り混じったZ戦士たちが戦いを繰り広げる、夢の様なストーリーです。
画力は本家鳥山先生に較べるべくもありませんが、キャラや画風は結構似ているし、設定は原作とアニメを忠実に踏襲していますので、それほど違和感なく読むことができます。現在、約1,000ページほどが描かれています。すべてWEBで無料で読むことができるのも良い点です。
「あったかも知れない」もうひとつのDragonBallの世界、私は楽しめました。現在も続編が随時書き継がれています。
Dragon Ball Multiverse
http://www.dragonball-multiverse.com/jp/chapters.html
スポンサードリンク
【漫画・コミックの最新記事】