2015年08月03日

終戦70周年を迎え、宮内庁が玉音放送の高音質音源を公開!

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※宮内庁の所蔵する玉音放送のレコード原盤。出典:宮内庁

2015年8月1日、終戦70周年を迎え、宮内庁が玉音放送の高音質音源を公開したニュースが一斉に報道されました。宮内庁の所蔵するレコード原盤から新たに音声を取り出し、ホームページで公開しました。

今まで公開されているものと比べると時間が10秒ほど短く、昭和天皇の声が明瞭に聞こえます。若干のプチプチノイズはありますが、玉音放送の貴重な音源です。


■終戦の玉音放送(宮内庁公開)
音声 4分37秒 10,855KB
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taisenkankei/syusen/wma/syusen.wvx
画像 55KB
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taisenkankei/syusen/img/syusen-genban1.jpg
詔書PDF 120KB
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taisenkankei/syusen/pdf/syousyo.pdf

■昭和21年5月にラジオ放送された昭和天皇のお言葉(宮内庁公開)
音声 2分05秒 4,951KB
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taisenkankei/syokuryo/wma/syokuryo.wvx
お言葉PDF 74KB
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taisenkankei/syokuryo/pdf/okotoba.pdf

■終戦の玉音放送(産経新聞公開)4分37秒 4,322KB
http://www.sankei.com/module/edit/mp3/19450815.mp3

※宮内庁公開のwvx形式の音声データはブラウザからはダウンロードできません。GetASFStreamを使用すればダウンロード可能です。産経新聞のMP3はブラウザ、スマホからでも、そのままダウンロード可能です。


全文「終戦の詔書」 出典:玉音放送 - Wikipedia
朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ收拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク

朕ハ帝國政府ヲシテ米英支蘇四國ニ對シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ

抑ゝ帝國臣民ノ康寧ヲ圖リ萬邦共榮ノ樂ヲ偕ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々措カサル所
曩ニ米英二國ニ宣戰セル所以モ亦實ニ帝國ノ自存ト東亞ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他國ノ主權ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固ヨリ朕カ志ニアラス
然ルニ交戰已ニ四歳ヲ閲シ朕カ陸海將兵ノ勇戰朕カ百僚有司ノ勵精朕カ一億衆庶ノ奉公各ゝ最善ヲ盡セルニ拘ラス戰局必スシモ好轉セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス
加之敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ慘害ノ及フ所眞ニ測ルヘカラサルニ至ル
而モ尚交戰ヲ繼續セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ
斯ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖皇宗ノ神靈ニ謝セムヤ是レ朕カ帝國政府ヲシテ共同宣言ニ應セシムルニ至レル所以ナリ
朕ハ帝國ト共ニ終始東亞ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ對シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス
帝國臣民ニシテ戰陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セハ五内爲ニ裂ク
且戰傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念スル所ナリ
惟フニ今後帝國ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス
爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ萬世ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス
朕ハ茲ニ國體ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ
若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或ハ同胞排擠互ニ時局ヲ亂リ爲ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム
宜シク擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ
爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ

御名御璽

昭和二十年八月十四日

内閣総理大臣鈴木貫太郎

■終戦の証書(玉音放送原文)原本の画像写真 出典:国立公文書館デジタルアーカイブス
※リンクから高精細画像も閲覧可能です。
昭和天皇直筆の署名(御名)と御璽の印影が明確に見ることができます。貴重な資料です。

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玉音放送:終戦の詔書 原文と大意 2015年08月01日 出典:毎日新聞
◇原文
朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以(もっ)テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲(ここ)ニ忠良ナル爾(なんじ)臣民ニ告ク

朕ハ帝国政府ヲシテ米英支蘇四国ニ対シ其(そ)ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ

抑々(そもそも)帝国臣民ノ康寧(こうねい)ヲ図リ万邦共栄ノ楽ヲ偕(とも)ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々(けんけん)措(お)カサル所曩(さき)ニ米英二国ニ宣戦セル所以(ゆえん)モ亦(また)実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ侵スカ如(ごと)キハ固(もと)ヨリ朕カ志ニアラス然(しか)ルニ交戦已(すで)ニ四歳(しさい)ヲ閲(けみ)シ朕カ陸海将兵ノ勇戦朕カ百僚有司ノ励精朕カ一億衆庶ノ奉公各々(おのおの)最善ヲ尽セルニ拘(かかわ)ラス戦局必スシモ好転セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス加之(しかのみならず)敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻(しきり)ニ無辜(むこ)を殺傷シ惨害ノ及フ所真ニ測ルヘカラサルニ至ル而(しか)モ尚(なお)交戦ヲ継続セムカ終(つい)ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラス延(ひい)テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯(かく)ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子(せきし)ヲ保(ほ)シ皇祖皇宗ノ神霊ニ謝セムヤ是(こ)レ朕カ帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応セシムルニ至レル所以ナリ

朕ハ帝国ト共ニ終始東亜ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ対シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃(たお)レタル者及其ノ遺族ニ想(おもい)ヲ致セハ五内(ごだい)為(ため)ニ裂ク且(かつ)戦傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙(こうむ)リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念(しんねん)スル所ナリ惟(おも)フニ今後帝国ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善(よ)ク之(これ)ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨(おもむ)ク所堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス

朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚(しんい)シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若(も)シ夫(そ)レ情ノ激スル所濫(みだり)ニ事端(じたん)ヲ滋(しげ)クシ或(あるい)ハ同胞排擠(はいせい)互ニ時局ヲ乱リ為ニ大道(だいどう)ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム宜(よろ)シク挙国一家子孫相伝ヘ確(かた)ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念(おも)ヒ総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤(あつ)クシ志操ヲ鞏(かた)クシ誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克(よ)ク朕カ意ヲ体セヨ

 ◇大意
 私は深く世界の大勢と日本の現状に鑑み、非常の措置をもって時局を収拾しようと思い、忠実で善良な国民に告げる。

 私は政府に米国、英国、中国、ソ連の4カ国に対しそのポツダム宣言を受諾することを通告させた。

 そもそも、国民の安全確保を図り、世界の国々と共に栄え、喜びを共にすることは、天皇家の祖先から残された規範であり、私も深く心にとめ、そう努めてきた。先に、米英2カ国に宣戦を布告した理由も、帝国の自存と東亜が安定することを願ってのことであり、他国の主権を排除し、領土を侵すようなことは、もちろん私の意思ではなかった。

 しかしながら、戦争はすでに4年を経て、わが陸海軍将兵の勇敢な戦闘や、官僚たちの勤勉な努力、国民の無私の努力は、それぞれ最善を尽くしたにもかかわらず、戦局は必ずしも好転せず、世界の情勢も日本に不利に働いている。

 それだけでなく、敵は新たに残虐な爆弾(原子爆弾)を使用して、罪のない人々を殺傷し、その被害ははかり知れない。それでもなお戦争を継続すれば、ついにわが民族の滅亡を招くだけでなく、人類の文明をも破壊してしまうだろう。そのような事態になれば、私はどうしてわが子ともいえる多くの国民を守り、代々の天皇の霊に謝罪することができようか。これが、私が政府にポツダム宣言に応じるようにさせた理由である。

 私は日本とともに終始、東亜の解放に協力してきた友好国に対して、遺憾の意を表さざるを得ない。

 国民で、戦場で死亡し、職場で殉職し、思いがけない最期を遂げた者、またその遺族のことを考えると、身が引き裂かれる思いがする。さらに戦場で負傷し、戦災に遭い、家や仕事を失った者の生活については、私が深く心配するところである。思うに、これから日本の受けるであろう苦難は尋常ではない。あなたたち国民の本心も私はよく知っている。しかし、私はこれからの運命について耐え難いことを耐え、忍び難いことを忍んで、将来のために平和な世の中を切り開こうと願っている。

 私は、ここにこうして国体を護持して、忠実で善良な国民の偽りのない心を信じ、常にあなた方国民と共にある。もし激情にかられてむやみに事をこじらせ、あるいは同胞同士が排斥し合って国家を混乱に陥らせて、国家の方針を誤って世界から信用を失うようなことを私はもっとも戒めたい。国を挙げて一つの家族のように、子孫ともどもかたく神の国日本の不滅を信じ、道は遠く責任は重大であることを自覚し、総力を将来の建設のために傾け、道義心と志をかたく持ち、日本の栄光を再び輝かせるよう、世界の動きに遅れないよう努力すべきだ。あなた方国民は私のそのような考えをよく理解してほしい。(公益財団法人郷学研修所・安岡正篤記念館監修)


44歳のお若い昭和天皇の明瞭な玉音放送。みなさまはどのように感じたでしょうか。すでに音声の分析も始まっており、有名な「難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ」の部分で感情が高まっていることが判明したそうです。

「玉音盤」 音声から見る昭和天皇の感情 8月1日 7時35分 出典:NHK
公開された「玉音盤」の原盤の音声について専門機関が分析したところ、私たちがこれまで耳にしてきたコピーに比べ、昭和天皇の声が、より高く、はっきりと記録され、よく知られている「堪え難きを堪え」の一節で、昭和天皇の感情がもっとも高ぶっていたとみられることも分かりました。

NHKは、音声鑑定などが専門の民間の研究所「日本音響研究所」に「玉音盤」の原盤の音声の分析を依頼しました。その結果、公開されたものは、私たちが耳にしてきたコピーの音声よりも再生のスピードが速く、昭和天皇の声が実際はもっと高かったことが分かりました。

また、全体的によりはっきりと記録され、音の響きなどから肉声にかなり近いものだと言えるということです。一方、コピーの音声は、複製したことによって再生時間がやや長くなったとみられ、昭和天皇の声が、実際よりも低く暗い印象を受けるということです。

さらに、声帯の振動数の変化について調べたところ、昭和天皇が、緊張しているか、感情が高ぶっているとみられる部分が、合わせて3か所あることも分かりました。具体的には、ポツダム宣言の受諾について述べた「共同宣言を受諾する旨通告せしめたり」の一節と、原爆について触れた「残虐なる爆弾を使用して」の一節、それに、「堪え難きを堪え忍び難きを忍び」の一節です。
これらは、いずれも声帯の振動数が増え、声が高くなっていましたが、このうち「堪え難きを堪え」の一節は特に高くなっていたほか、「堪え難きを」と「堪え」の間で一拍置かれていることから、昭和天皇の感情が最も高ぶっていたとみられるということです。
日本音響研究所の鈴木創所長は「原盤の音声は非常にクリアで、昭和天皇の息遣いが伝わってくる。録音当時の感情までもうかがい知ることのできる非常に貴重な資料だ」と話しています。


自分の備忘録として、また、記録としてこの記事を残しました。

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posted by 湘南裕一郎 at 09:29 | Comment(0) | ニュース
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